語学学校で出会った友達がシドニーでの生活を左右すると言っても過言ではありません。特に日本人以外の友達を作るには語学学校が最適です。
語学学校でできた友達とはシドニーで滞在している間、ずっと付き合うことが多くなります。アルバイトやボランティアでも友達はできますが、語学学校が圧倒的に仲良くなりやすいです。
授業中にはクラスメイト同士で、授業の復習を兼ねて話すことがありますので、復習が終わったら、世間話をするようにします。そして、休憩時間、食事の時間、授業が終わってからも、クラスメイトと積極的に話してください。
難しければ、まずクラスメイトの日本人に声をかけていいと思います。このときは英語で話しかけましょう。
シドニーには韓国人もたくさんいて、日本人と韓国人は仲が良くなりやすいです。お互いに文化の違いはありますが、他の国と比べれば似ている部分が多いため、お互いに理解しやすいからです。
アクティビティにも参加してください。
「1人だから心細い」というのもあるかもしれませんが、思い切って参加すれば、友達もできます。アクティビティとは英語のレベルやクラスに関わらず、その語学学校に通っている生徒が集まって、一緒に観光、スポーツ、旅行をしたりするものです。
日本人の中には「私は英語を勉強するためにシドニーに来たのだから、日本語は一切使いたくない。日本人とは一切関わりたくない」という人もいます。
こういう考えを持った人は英語の勉強に熱心で、少しの時間も無駄にしたくないと思っている志の高い人だと思います。
私もシドニーへ行く前にはこのように思っていましたこともありました。でも、シドニーで多くの日本人に出会うと、「素晴らしい日本人の友達との出会いが、私のシドニーでの生活を充実させてくれている」と思っています。
シドニーで出会った日本人の友達は出身地も、育ってきた環境も、日本での経験も、私とは全く違います。そういう友達と接していると、今まで聞いたことがない話を聞くことができ、人生の勉強になります。これがわかったとき、「私はシドニーには英語の勉強だけをしにきたわけじゃないんだ」と痛感しました。
日本人の友達といるときも英語の勉強はできますし、日本人同士じゃないと理解できないこともあります。特に愚痴を聞いてもらったり、悩みを相談するのは日本人同士がいいです。
せっかくシドニーに滞在していて日本語ばかりを使うのはよくありません。何事にもバランスが重要なので、他の国、またはオーストラリアの友達とも付き合って、日本人の友達とも付き合うのが一番いいです。
日本人だからと毛嫌いせずに、日本語で楽しむときは楽しんで、英語を勉強するときは一生懸命勉強をしてください。