条件付ではありますが、シドニーではワーキングホリデーや語学留学をする人は働くことができます。
ここではあくまでワーキングホリデーや語学留学をする人のために説明をします。シドニーで語学学校に通っていても、ETA(観光ビザ)の場合は働くことができませんので、ご注意ください。
ワーキングホリデー・ビザ
同一雇用主の元で6ヶ月以上は働けません。6ヶ月ごとに雇用先を変更する必要があります。ここにちょっとしたカラクリがありまして、「同一企業」ではなくて、「同一雇用主」なのです。ということは、「雇用主を変えれば、同じ企業で働くことができる(給料の支払い先を変えればいい)」となるかもしれません。この辺りはグレーゾーンになりますので、あくまでも噂程度に考えてくださいね。
スチューデント・ビザ (学生ビザ)
学期中はアルバイトの就労を20時間、休暇中はフルタイムで働くことができます。
ワーキングホリデー・ビザ、スチューデント・ビザ(学生ビザ)で働くには、必ずタックス・ファイル・ナンバーを取得しなければいけません。詳しくは「タックス・ファイル・ナンバーの真実」をご覧ください。
オーストラリアも失業率が高いので、英語が自由に使えず、働ける期間が限られているワーキングホリデーや語学留学をする人が働くのは厳しいです。ただ、仕事を選ばなければ、アルバイトを見つけることができると思います。
「オーストラリアに来たからには英語環境でネイティブと一緒に働きたい」と多くの人が思うはずです。ただ、地元の企業で働くには英語力が必要になりますので、語学学校で英語の勉強をしたり、日本の企業で働きながら英語を勉強してから、地元の企業に挑戦してください。もちろん、英語力が足らなくてもやる気さえあれば、雇ってくれるところもあります。地元の企業での仕事につきましては「ローカルで働きたい」をご覧ください。
ワーキングホリデーや語学留学をする人が就く主な仕事(アルバイト)
・日本食レストラン (キッチンハンド、ホールスタッフ)
・お持ち帰りの店 (お寿司、パン、ケーキなど)
・カフェ
・お土産物屋
・留学エージェント (日本人向け)
・旅行会社 (日本人向け)
・ツアーガイド (日本人向けのツアー)
・ベビーシッター
・フリーアコモデーション(バックパッカーなどで宿泊費無料、給料なしの住み込み)
仕事の内容が同じでも、日本の企業と地元の企業では差があります。
英語を利用頻度が違うのはもちろんですが、何といっても時給が圧倒的に違います。
例えばレストランの場合、日本の企業は時給が約8ドル、地元の企業は約15ドル、さらに地元の企業は休日や祝日に働くと、時給が倍になったり、多いときだと3倍になったりします。日本の企業は日本と同じやり方なので、時給はほとんどの場合、上がりません。
「日本の企業と地元の企業のどちらがオススメか?」と聞かれたら、絶対に「地元の企業」です。ただ、現実には英語力やスキルの問題が大きな壁となりますが、気合で何とかなりますので、がんばって挑戦してください。地元の企業での仕事につきましては「ローカルで働きたい」をご覧ください。
オーストラリアでの仕事の形態は大きく分けて3種類あります。ワーキングホリデーや語学留学をする人のほとんどはPart Time(パートタイム)になります。
Full Time(フルタイム)
正社員、またはアルバイトとして月〜金の朝から夕方まで働くこと。
Part Time(パートタイム)
勤務日数や勤務時間がFull Time(フルタイム)よりも少ないこと。
Casual(カジュアル)
日本で言うフレックス。出勤日や勤務時間が固定されておらず、自分の好きな時間、または会社が指定した時間に働くこと。